島原城薪能特別公開講座「島原城薪能を味わう~観世流能「船弁慶」のお話」
島原城薪能特別公開講座「島原城薪能を味わう~観世流能「船弁慶」のお話」
講 師 馬野正基 氏(観世流 能楽師)
秋の夜に水音の調べが響く四明荘で 島原の能楽の歴史にそっと耳をかたむけるひととき・・・
私たちが暮らす島原に江戸時代から脈々と受け継がれる‘能や狂言’の伝統文化にふれてみませんか?
観世流能楽師の馬野正基さんから、能や島原城薪能の魅力、今年の演目「船弁慶」について語っていただきます。
素晴らしい日本の伝統文化と島原の歴史と自然の豊かさをゆっくり味わってみませんか?
<島原の能楽の歴史と島原城薪能>
日本が世界に誇る伝統芸能「能楽」は舞踏と音楽と演劇が一体となった総合芸術で、江戸時代には幕府の式楽(儀礼用の演劇)となりました。島原城の能舞台でも藩主が盛んに能を催し、領民と共に楽しんだという歴史もあり、島原藩の記録を所蔵する「肥前島原松平文庫」に多くの能や狂言の謡本などが伝えられています。またその伝統を継承するために昭和58年からは毎年秋に島原城天守閣前で「島原城薪能」が開催され、今年は41回目の開催になります。平成16年からは「島原子ども狂言」もその舞台で発表し、島原の歴史と文化を地元の子どもたちで継承し,今年度20周年を迎えます。
◆講師プロフィール◆
<馬野正基(うまのまさき)さん>能楽師 観世流 シテ方
昭和40年、京都生まれ。観世流シテ方 馬野義男の長男。東京芸術大学卒業。平成元年、銕仙会に入門。父及び河村隆司、故八世観世銕之丞、九世観世銕之丞に師事。3歳の時に仕舞で初舞台。7歳で初シテ「猩々」その後、国内の舞台で活躍。新作・復曲能や映画、海外公演にも多数参加。2015年、ギリシャエピダウロスにて上演の新作能「冥府行~ネキア」に参加。 重要無形文化財総合指定保持者
*日 時 令和5年9月4日(月)午後7時
*会 場 湧水庭園 四明荘
*参加費 500円(要予約 限定50名 申込先着順)
*お問合せ 島原城薪能振興会 TEL.62-2411(事務局)
*後 援 ㈱島原観光ビューロー・島原文化連盟
☆ 参加申込みはメール(takiginou@shimabara.jp)又はFAX(64-3783)でお願いします。