地域社会における伝統芸能の伝承と肥前島原子ども狂言
島原城薪能 肥前島原子ども狂言20周年!
島原市民文化講座*島原城築城400年記念
「地域社会における伝統芸能の伝承と肥前島原子ども狂言」
島原では昔から、島原城で能と狂言が行われていました。
昭和58年には「島原城薪能」が復活し、毎年秋に公開されています。「肥前島原子ども狂言ワークショップ」は、この城下町・島原ならではの伝統文化をぜひ子どもたちに伝えようと始まり、
城下町・島原の歴史や文化を学び継承していくために、能とともに伝わった狂言を体験しながら、和泉流狂言師・野村万禄先生の指導のもと、島原城薪能の舞台での発表を目標に、毎年稽古を重ねています。
この島原における能楽の文化を、未来に繋ぐ意義、未来に繋ぐために必要なことを市民の皆さんとともに考えたいという思いで開催いたします。
【第1部】パネル発表「地域における伝統芸能の伝承教習の力」
伝統音楽芸能は、日本各地や外国でどのように伝承教習されているのでしょうか。コロナ渦を含めたこの数年、地方都市や海外における地域性の豊かな伝統音楽舞踊の伝承召集例(徳島の阿波踊り、インドネシアのバリガムランとバリ舞踊の伝承の様子)を調査してきた3人の研究者が肥前島原子ども狂言と比較してご紹介し、それぞれの特色や背景と、地域社会における伝統芸能の伝承教習の力について考えます。
パネリスト:小塩さとみ先生(宮城教育大学教授・日本音楽史・民族音楽学)/金光真理子先生(横浜国立大学准教授・民族音楽学)/山本百合子先生(福岡教育大学教授・日本音楽史)
【第2部】
座談会「肥前島原子ども狂言の20年間の活動をふりかえって」 登壇者:野村万禄先生(和泉流狂言方)ほか
ナビゲーター:山本百合子先生
第1部の内容をふまえ、肥前島原子ども狂言が20年間の活動の道筋と様々な成果について、関係者や卒業生による座談会形式で深堀します。そしてこれを未来に繋ぐ意義、未来に繋ぐために必要なことを市民の皆さんとともに考えます。
【肥前島原子ども狂言のご紹介】
島原では昔から、島原城で能と狂言が行われていました。昭和58年には「島原城薪能」が復活し、毎年秋に公開されています。「肥前島原子ども狂言ワークショップ」は、この城下町・島原ならではの伝統文化をぜひ子どもたちに伝えようと始まったものです。城下町・島原の歴史や文化を学び継承していくために、能とともに伝わった狂言を体験しながら、和泉流狂言師・野村万禄先生の指導のもと、島原城薪能の舞台での発表を目標に、毎年稽古を重ねています。 島原城薪能の他にも「火山都市国際会議島原大会」や「第5回ジオパーク国際ユネスコ大会」など、海外のお客様が参加される大きな舞台でも発表を行ってきました。
この継続した地域の伝統文化継承活動で、これまでに「島原半島文化賞」や「長崎県地域文化賞」を受賞いたしました。