狂言とは
表現はは日本の古典芸能です。
対話と所作が中心のせりふ劇ですが。歌や舞の要素も含みます。
大きな舞台装置を使わず、言葉や仕草で全てを表現します。
狂言は喜劇だと言われます。
貴族等が主役である能と違い、主役は一般的な庶民。
中世の庶民の日常や説話などをテーマに、面白おかしく展開します。
会場も大きな笑に包まれながら進行しますが、そのおもしろささの中に、人間の習性や本質についての含蓄がることも一つの魅力です。
一見能と反対のように見える狂言は、セットで演じられることが多いのです。
それは二つが平安時代に発達した「猿楽」をルーツにもつ兄弟だからです。
能だけでは半人前。狂言だけでも半人前と言われます。
能の幽玄な世界と、狂言のおおらかな笑いの世界。
このコントラストを会場でお楽しみください。