島原城薪能を味わう 四明荘特別公開講座
島原城薪能をさらに楽しむための特別公開講座
島原城薪能を味わう
秋の夜長に…湧き水の音色とともに…そっと耳をかたむけるひとときを
~宝生流能「放下僧」・「葵上」のお話~
宝生流の能楽を自らも嗜まれていたという、島原藩初代藩主松平忠房公。
ながさきピース文化祭2025の記念すべき公演は宝生流の演能の舞台となります。
今年の島原城薪能をさらに深く味わっていただけるように今年度の演目について、お話ししていただきます。
私たちが暮らす島原に江戸時代から脈々と受け継がれる‘能や狂言’の伝統文化にふれてみませんか?
<島原の能楽の歴史と島原城薪能>
日本が世界に誇る伝統芸能「能楽」。江戸時代には幕府の式楽(儀礼用の演劇)となりました。島原城の能舞台でも藩主が盛んに能を催し、領民と共に楽しんだという歴史もあり、島原藩の記録を所蔵する「肥前島原松平文庫」に多くの能や狂言の謡本などが伝えられています。
またその伝統を継承するために昭和58年からは毎年秋に「島原城薪能」を開催。平成16年からは「島原子ども狂言」もその舞台で発表し、島原の歴史と文化を地元の子どもたちで継承しています。
◆講師プロフィール◆
<小林与志郎(こばやしよしろう)氏>
能楽師 宝生流 シテ方
昭和22年生まれ。シテ方宝生流小林一の長男。17代宗家宝生九郎、18代宗家宝生英雄に師事。
昭和29年「鞍馬天狗」花見で初舞台。昭和43年「生田敦盛」で初シテを勤め、これまでに「石橋」「道成寺」「乱」「翁」などの大曲を披演。ミュンヘン、タイ、スイスなど多数の海外公演に出演し、能楽の普及に貢献、長崎県下(長崎、佐世保、島原、西有家、口之津、小浜、諫早)で稽古場を持ち、謡曲、仕舞を指導、重要無形文化財総合指定保持者。同門会「志宝会」を主宰する。
*日 時 令和7年 8月29日(金) 午後7時より
*会 場 湧水庭園四明荘(島原市新町二丁目)
*参加費 500円(要予約 限定50名 申込先着順)
*お問合せ 島原城薪能振興会 0957-62-2101(島原商工会議所内)
*後 援 ㈱島原観光ビューロー・島原文化連盟
☆ 事前参加申込みはメール(takiginou@shimabara.jp)又はFAX(64-3783)でお願いします