Oct 7, 2018

今年で36回目の開催となる「島原城薪能」は、島原の歴史と文化を象徴する伝統行事となっています。

今年で36回目の開催となる「島原城薪能」は、島原の歴史と文化を象徴する伝統行事となっています。
ではどうして「島原城で薪能なのか?」
それは・・・島原城薪能振興会のHPでは<島原藩と能楽>で詳しくご紹介しております。
島原の誇るべき文化的財産、長崎県指定文化財「肥前島原松平文庫」のこともわかりやすくご紹介していますので、ぜひごらんくださいませ。

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「文武両道こそ藩の基盤である」 ―― 初代松平島原藩主・忠房の言といいます。

歴代藩主は様々な絵図や巻物、書物を残しました。それが今でも島原図書館内の肥前島原松平文庫に伝わり、蔵書は約1万点にのぼります。

この好学の藩風が代々伝えられ、学問・文化の育成に努めました。能楽の振興もその中の一つです。

 松平文庫の中には、能・狂言関係の文書や書籍が数多く所蔵されています。
またほぼ200年にわたる藩日記や、松平島原藩の歴史などが記された『深溝世紀』が残されています。
それらを見ると、島原では藩主や家臣だけでなく、庶民も能楽を楽しんでいたことがよく分かります。
忠房藩主はことのほか能を好み、島原在任中で17回を記録。特に隠居後2年で19回を数えたようです、度々能楽が催しされ、吉事には領民も招かれて共々喜びを分かち合っています。

文書類の中にも貴重なものが残されています。
「肥前島原 松平文庫」は、旧島原藩主松平家が歴代にわたり蒐集(しゅうしゅう)・所蔵していた古典籍類でです。
現在、島原市が所蔵し、長崎県有形文化財に指定されています。


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