Aug 17, 2019

肥前島原子ども狂言公開文化講座2019「島原城薪能と松平文庫」②

肥前島原子ども狂言公開文化講座2019「島原城薪能と松平文庫」②
今年度も8月9日の夜、島原図書館にて開催されました。
長崎県指定文化財「肥前島原松平文庫」の資料を特別公開し活用した地域独自のカリキュラムです。
 肥前島原子ども狂言では、毎年、狂言の体験と合わせて、島原城解説員の松尾卓次先生を講師に迎え、実物の松平文庫資料を見せてもらいながら、島原の能楽の歴史をわかりやすく解説いただき学んでいます。
島原には17世紀後半の藩主松平忠房公の頃より能楽の文化が伝えられ、城内(現在の島原第一小学校校庭)には能舞台があり、吉事には庶民も招かれて共に喜びを分かちあっていました。
庶民の中にも能楽が広まり、お城に呼ばれて御殿で披露した人もいました。そして、子どもたちは芸事の手始めにまず狂言を学んでいたそうです。
島原藩主松平家の貴重な書物を引き継いだ松平文庫には、そのような記録が残っているほか、実際に使われていた多数の能や狂言の謡本や装束などの目録、能舞台が記された御殿図などの貴重な品々が残されています。


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